瀧：　穴を埋めるべく、巨人から百万円トレードしてきた。

卓球：　そう、その吉徳砂原が新メンバーに入って。

瀧：　通称“まりん”な。

卓球：　これはまぁあくまで愛称だからね。ホントの、表向きっていうのは吉徳砂原でいいんだよ。

まりん：　いいんですか…？

卓球：　いいんだよ、だいたい村上ポンタさんが「ポンタはね」って言うか？　芸名と愛称は別だからさ。

瀧：　だって沢田研二が自分のこと「ジュリーはね」って言うかぁ？

まりん：　言わないよ（笑）。

卓球：　だろ？　だけど一般のお客さんはジュリーって言うじゃん。それはあくまで愛称だから。 だから一般の人にも、そっちの方が定着するかもしんないけど、それは仕方のないことだから。 それでね、一応今日の取材がまりんの最初の取材なんだ。デビュー取材。どうですか？　あ、じゃあ自己紹介してみ。

瀧：　ピンしゃべり。

まりん：　…え、まぁ…。

卓球：　はい、やめ！　コイツ駄目だ（笑）。でね、おいくつですか。

まりん：　21です。

瀧：　どこ出身？

まりん：　札幌です。あ、ススキノって書いて下さいよ。

卓球：　書いて下さいって、俺が書くわけじゃないからなー。で、21でな、若いよなー。俺たちが今年24だからな。

まりん：　俺、今年22ですよ。

卓球：　ま、そーだろな。今21で今年25になったらな、大変だから。

瀧：　若がえっちゃなぁ。

卓球：　で。最近の近況は……。

瀧：　まりんが入ってからの仕事って、写真撮っただけじゃないの？

まりん：　俺…だって、武道館の…。

瀧：　あれがあったかっ！

卓球：　そうか、お前の東京デビュー、武道館じゃん。

卓球＆瀧：　すーげーえ！

瀧：　期待の大型新人だな。

卓球：　でもさ、武道館と大阪のフェスティバルホールでC&Cの前座やったときは、なんにも発表してなかったじゃん？　 きっと君のことを不思議に思ってる人がいると思うんだよ。「誰だ、あれ」って。

瀧：　小っちゃいCMJKだなぁとか。

卓球：　そそ、ずいぶん縮んだなー、しかもちょっと、ユニコーンの民生に似てるなっていう。……似てるんですよ。

瀧：　ちょっとな。でも似てるだけじゃ、もてないぞ。

卓球：　あ、そういえば明日からレコーディングなんです。五日間はシングル録りなんだけど、これが電気初のちゃんとしたシングルなんだよね。 今までのって、まずあのTMとやったメジャーデビュー盤じゃん？

瀧：　企画ものね。

卓球：　で、次が瀧勝だぜ。どー思う。

まりん：　企画もんじゃないですか、あれも。

瀧：　説明しますと、瀧とソックリだけど全然別人の瀧勝って奴が、8月23日、「人生」でシングルデビューするという。

卓球：　ピエール瀧作詞、石野卓球作曲。

瀧：　編曲が池多…

卓球：　貴族（笑）。いや、池多先生ね。演歌界の大御所なんだよ。

（ここからRRNの話題延々続く）

卓球：　そういえば今日ニュース見てたら、今度の春就職する学生のリサーチで、 環境保護に対してうとい会社には入りたくないって人が50何パーセントいたんだって。 で、極端な奴になると、その会社は環境汚染しているから、ことわったって。 面接に行ってみたら環境汚染をしてるっていう事がわかって、その会社を断念したって奴までいるって。

瀧：　何言ってやがんだろーな、大学生！　てめーら、道でゲロゲロゲロ吐いててさー。ゲロゲロゲロ吐いて、環境汚染してるじゃん、奴らは。 バカヤロー、調子に乗るんじゃねぇぞ、大学生よぉ。

卓球：　エコロジー。エコロジーのジーはもちろん爺さんの爺って書いてな。あとノスタル爺って知ってる？　藤子不二雄のマンガ。 …まぁ、いいや。何の話だっけ？　話本当にそれたけど、勝の話からだよな。で、勝がね、デビューする。 それが8月の22日なんだけど、人前に出るライヴとして、パワステ。その時は実は東京でのまりんの正式なデビューライヴでもある。 まず1日が電気GROOVE大百科ナイト。で、8日ピエール瀧の不思議ナイト。ゲスト電気GROOVE。で、瀧勝も出る。 3日目が集まれRAVEっ子。この3種類あるんだけど、これは初日がまりんの正式なデビュー・ライヴだろ。 で8日がピエール瀧の不思議ナイト。これ何やるの、お前？

瀧：　知らねぇ。手品とか童話とかやろうかな。

卓球：　ハハハ。そのパワステのライヴっていうのはさー、8日がさ、笑っちゃうほど売れてないんだよ。

瀧：　そんな事ないよ。今8万枚出てるんだろー。その中で7万5千枚ぐらいは売れてるらしい。

卓球：　全部チケットはアリーナ37℃に頼んでね、作ってもらった。

瀧：　再生紙をもらってきて（笑）。ワラバン紙を消してな。

卓球：　よーく見ると、チケットに記事が書いてあるの。「マルコシアス・バンプの面々は…」とか書いてあるの。良く見ると。うすーく（笑）。

瀧：　「今巷で大流行のCHU-DOKUは…」って。

卓球：　CHU-DOKUは別の意味で俺達の間で流行ってるんだよな（笑）。

瀧：　流行ってる流行ってる。

卓球：　それでね、8月のパワステがあるわけじゃん。どんな内容になるかというと、まず中日の8日は不思議ナイト。

瀧：　ピエール瀧仕切りの日。

卓球：　そうそうそう。

瀧：　で、1日が電気GROOVEの歴史？　この浅い。 音楽業界を地球が出来た時にたとえると、電気GROOVEが出来てからの歴史は、人間が生まれてからに等しいぐらいだよな。ほんの何秒。

卓球：　それをやるんだよ。で、そん時は今までのメンバーを呼んで、ちょっとやってみようかと。で、3日目は？

瀧：　3日目は電気GROOVE本来っていうと変だけどなー、肩肘はらずに、ダンシンダンシン？

卓球：　ハハハ。そうそうだからねー、電気GROOVEのみんなはポゴ・ダンスが好きなんでね、ぜひとも踊って欲しい。 あと、マハラジャ主催でイベントもやるんだよな。絵の島って無人島で。

瀧：　だけど、そんなわざわざ船のって無人島まで来るヤツって、ダメじゃねえ？

まりん：　それこそ環境汚染云々って言ってる学生とかがくるんだよ。

卓球：　そんなとこで環境汚染に目覚めてもそれはウソじゃねえ？　なぁ、バンバンわりばし使おうぜ。

瀧：　“僕はわりばしは使いません”なんて、森林は日本人の使うわりばしの数なんて勘定に入れてねえって。

卓球：　しかも“いつも僕はわりばしを使わずにはしを持ちあるいています”だって、バカヤロー。 ボーリングのマイボールじゃないっちゅーの（笑）。

瀧：　手で食えばいいじゃんなー。

卓球：　そのはしだって木でできてりゃ問題だし、プラスチックでも問題だもん。

瀧：　もう、手だ。手で食え。で、その手でケツもふきやがれ。

卓球：　服も着るな。

瀧：　家にも住むな。死んじまえ、みんな。死んじゃえばいいと思わねえ？　 てめえ一人が死ねば、てめえがこれから生きてく分の資源を便わなくてすむわけだ。 何、地球を助けようとか言って、てめえも生き残ろうとか調子いいこと考えてんだ？

卓球：　結論出たじゃん。環境間題を解決するには死ぬことだ。

瀧：　そうだ。もう一回地球を振り出しに戻すことが大切。

卓球：　ためんなったよな。