まりん：　ホント!?　やだなあ……。

卓球：　どれどれ……。おおっ！　大阪は浪速区の人じゃん。 「拝啓、始めまして……（文中省略）……今年40歳になったばかりで、離婚歴有り。 子供が先妻の子と後妻の子を合わせて、5人もいるパワフルなオヤジです。 写真だけ見ると、入れ墨をしているので恐怖するかもしれませんが、見栄で彫ったものなのでヤクザではありません」 だってよ、おい！　どうする？　しかも、「父に内緒でこの手紙を出しているので、何かあったときはフォローして下さい」だってよ！　 どうする、これ!?　怖くねえ？

瀧：　（笑）強力だなあ。写真見ようぜ。

卓球：　どれどれ……（ガサガサと封筒から写真を取り出す）。

全員：　うあああああ!!!!!

瀧：　おいおいおいおい！　大丈夫なのかよ、これ。すんごい入れ墨。

卓球：　まりん、決定だ。行って来い。

まりん：　えええっ！　……募集した叔父さんと何するんだっけえ……。

瀧：　釣りとか、ドライブとかだよ。

まりん：　釣りぃ〜？　ドライブゥ〜？　助手席に乗って？　やだなあ、オレ。

卓球：　（笑）まあいいよ。まりんのは決まったようなもんだけど、まだまだ募集してますんで送ってきて下さい。 ……ところで瀧、オマエ昨日いいとこ行ったんだって？　エンジニアの人まで誘って。

瀧：　いや〜、渋谷の店なんだけど、うさぎたんがね、30人くらいいるんだよ。 でさ、うさぎたんだからレオタードみたいなの着て、シッポもついて長い耳もつけてんだよな。 でも、その人の気分によってバラツキがあってさ、最初にオレのとこにきたうさぎたんにシッポがついてなかったんだよ。 そしたら「シッポはどうしたー！　つけてこーい！」だって、オレ（笑）。

卓球・まりん：　アハハハハハ。

瀧：　でも、やっぱり一番は編みタイツ。

卓球：　お客さんも、履くんだろ？

瀧：　そうそう。耳もつけて、ブラック・デビルの。

卓球・まりん：　アハハハハハ。

瀧：　でさ、最後にテーブルにきたうさぎたんが26歳、アパレル関係、髪型ボブで、痩せ型でけっこう可愛い子なんだけど。 ……そしたらさ、一緒に行ったエンジニアのWさんが「ねえ、その編みタイツ破かしてくんない？」だって。 そしたらさ「ええ〜っ、コレ五百円もするのよぉ〜」って言ってるんだよ。んで、Wさん何て言ったと思う？　 「分かった、OK、分かった。千円払うから」だって（笑）。

卓球：　で、どうしたの？

瀧：　あげくうさぎたんも、「千円？　いいわよ」だって。 ……オレも“うわあ、いいなあ”とか思っちゃって、さっき言ったピエール・ファンのうさぎたんに、「ねえ、オレも破かして」だって。

卓球：　（笑）何、オマエも？

瀧：　うん。で、閉店間際になると店内が暗くなるんだけど、その瞬間に“ベリベリベリ〜”って破いちゃって。

卓球：　そういえば、ニューズメーカーのお便りコーナー（レタクラ）で、副編集長の竹内さんのコーナー（お達者くらぶ）に “私はパンストが好きです”って書いてあったぞ。気が合うんじゃないの？

瀧：　編みタイツとパンストって違うから。

卓球：　ああ、なるほど。オマエの編みタイツ主義“アミタイチズム”が。

瀧：　オレは編みタイツ側の人間だから。

卓球：　編みタイツ・サイドの（笑）。

瀧：　パンストは言ってしまえば、皮膚の代わりじゃん。だろ？　 編みタイツを例えるならコレみたいなものだろ（と言いながら、『まりんの叔父さん募集』に送ってきた、さきほどの写真を指差す）。

卓球：　ある意味、TATTOOに近いと。

瀧：　そう。で、オレその破った編みタイツの間から見える素肌に頬ずりしちゃったもん。 いわゆる、見てはいけないモノを見ちゃった感？　「コレコレ！」って感じだよね。また来週行くんだけどさ。バニーはいいよ。

卓球：　バニー主義“バニイズム”？

瀧：　オレ、バニー側の人間だから。

卓球：　（笑）……ところで、コイツ。

瀧：　とんでもねえよな、まりん。

卓球：　ニューズメーカー読者も楽しみにしてた、スーパー・ジョッキーの熱湯風呂。入らないんだって。ガッカリだよな。

瀧：　オレのガッカリズムが。

卓球：　オマエ、ガッカリ側の人間なの？

瀧：　うん。ガッカリ主義なの（笑）。

卓球：　とつぜん、「オレ、熱湯風呂やめるわ」だぜ？　どうよ？

まりん：　……オレの妹に言われちゃったんだよ、電話で。「お兄ちゃん、いい加減にして」って。

瀧：　だめじゃねえ？　コイツ。

卓球：　（笑）でもさ、そういう理由があったとしても読者は納得しねえぜ。

瀧：　やっぱりさ、オマエは砂原家の人間としてではなくて、いち砂原良徳として行動すべきだよ。

卓球：　いち砂原良徳、まりんジェット吉、略してまりんJKとして（笑）。

まりんJK：　いや、そうなんだけど……。

卓球：　まあ、いいよ。読者の皆さん安心して下さい。オレと瀧で、絶対、熱湯風呂に入れるから。

まりんJK：　ええ〜っ。やだよう……。

瀧：　だいたいな、そんなことでグチグチ言う家族ならやめちまえ！

まりんJK：　そんなあ。他のことだったらなるべくやるようにするからさ。

卓球・瀧：　いや、絶対出す！