卓球：　オマエが第1回目の連載のときに何て言ったか覚えてるか？　僕の名前は良徳砂原……。

まりん・瀧：　ギャハハハハ！

卓球：　ところでさ、突然だけど雑誌の編集者は寿命が短いらしいな。

まりん：　オレもなんかの雑誌で見たことあるよ。職業別で一番なんでしょ？

瀧：　そりゃ死ぬよ。終身刑みたいなもんじゃん。……でも、それはレコード会社の人間も同じことが言えるな。

卓球：　接待にしたって普通の会社とは違ってさ、いわゆる業界の接待ってのは夜中から朝までとかじゃん？

瀧：　オマエ（まりん）は接待されたことあんのかよ？

まりん：　う〜ん、接待っていってもどれが接待だか……。

卓球：　わかるわけねえよな、オマエには。ガツガツ喰ったり、平気で「ウニ下さぁ〜い」なんて言ってるぐらいだから。

まりん：　そんなことないよ（プンプン）。

瀧：　じゃあさ、オマエは電気に入る前はサラリーマンだったわけじゃん。そのときの苦労話ってなんかないの、接待の。

まりん：　いんや、特にないよ。

瀧：　あっそう。……でも、サラリーマンはいいよな。9時5時だろ？　オレたちなんか始まるのは遅いけど、終わるのは夜中の3時頃だぜ。 納得いかなくねえ？

卓球：　でもサラリーマンは代わりの人間がいても、電気グルーヴの瀧はオマエしかいないって考えもあるぞ。

瀧：　あっそうか！　もしかしてオレって偉いんじゃん？　ニョホホ〜ン（笑）。

卓球：　（笑）そうだよ、オマエは選ばれし人間なんだからさ。……ほら、その顔のデカさとアゴ。

まりん：　あと、ガサツさとクサさ。

卓球：　もう一つ、気持ち悪さも（笑）。

瀧：　どうでもいいけど、オマエら勝手なこと言ってんな。 ……でも、最近オレ自己分析する機会があって気がついたんだよ、あることに。

卓球：　なんだよ、あることって。

瀧：　ほら、オレって豪快じゃん？　楽なんだよな豪快さんでいくのって。

まりん：　ふ〜ん、なんで？

瀧：　オレは出掛けるときに人格を全て家に置いてくるからさ……。

まりん：　普通は逆じゃないか？

瀧：　まあ聞けよ。……でな、サラリーマンってのは大変じゃん、人格を持ち歩かなきゃならないからさ。

卓球：　でも、それはサラリーマンが自分という人間を演じることなく……というよりも、演じることができないからなんじゃないの？

瀧：　まあな。

卓球：　しかし、考えてみると学校の教師で自分という人間を演じてるヤツっていなかったか？　オレは嫌いだったなあ、そういうヤツ。 ……だいたい教師自体嫌だったからな、オレは。

まりん：　それは教師が嫌だったの？　それとも教師になるのが嫌だったの？

卓球：　いや両方だよ。……だって教師になりたいと思うか？　思うか、思うか、思うか〜！（全員を指差しながら）

瀧：　オレは小学校の先生ならいいかな。

卓球：　あっそう。……まりんは？

まりん：　僕は小学校でも嫌かな。

卓球：　うわあ、図々しい。何が「僕は小学校でも嫌かな」だ！　北海道でケツから数えた方が早い高校に通ってたくせに。

まりん：　だってそう聞かれたからさあ。

卓球：　うわあ、図々しい。嫌だね、こういうヤツは。 そういうときは「僕は高卒だから……」って言って伏目がちになんのが礼儀ってもんだろうが！

まりん：　わかったよ！（怒）　じゃあ“僕は高卒だし”って書いといて下さい。あと“ケツから数えた方が早いし”も。

担当：　（笑）はいはい。

卓球：　考えてみるとさ、職業でも色々あるよな。女プロレスや女パイロット。あと、女神輿。

まりん：　（笑）女神輿は職業じゃないだろうに。

卓球：　いやまあそうだけど。

瀧：　しかし、女といえば憎いよな、女は。

卓球：　女な。憎い、憎いよ。……男女平等とか言っちゃってさ。大体だな、女がしなくて出来ないような仕事を男はやってるわけじゃん？　 ○○○の○○○○員とかさ。ああいうことを女がやって初めて男女平等なんじゃねえか？

瀧：　それを偉そうに「女は家事も洗濯もして、ゴハンもつくっているのよぉ〜」（ダミ声で）なんてぬかしやがってな。

まりん：　（笑）どうでもいいけど、なんでそんなダミ声なんだよ。

卓球：　（笑）それはブスの声なんだよ。

瀧：　（笑）そうそう。……でな、考えてみると、料理だってレストランなんか行くと調理してんのは男なわけじゃん？

卓球：　いや、女かもしんねえぞ？

瀧：　ありゃ？　そういうこと言う？

卓球：　全ては女性、女性は素晴らしいよ。

瀧：　ありゃありゃ？　そうでしゅか。

卓球：　それは単なる瀧のわがままだね。

瀧：　いいや、違うね。オレがヤラせろって言ってもヤラせねえし。

まりん：　それがわがままって言うんだよ。

瀧：　いいや、違うね。……大体オレが、たかが水割りと下着姿にいくら払ってると思ってんだ！　バカ野郎！

卓球・まりん：　ギャハハハハ！

まりん：　（笑）しかし、雑誌の話からすんごくとんじゃったね。

瀧：　あん？　だからな、この話を元に戻すと、雑誌は女が作れってんだよ（笑）。

まりん・卓球：　ギャハハハハ！

卓球：　ちょっと無理があんな、それ。