第25回 |
今月のテーマは“26歳”。フツーの社会人と電気グルーヴのメンバーでは どれくらい生活が違うのか? みなさんも一緒に考えてみましょうね。 |
卓球: ところで道下さんのお兄さんって今、何やってんの? 担当: 会社員。普通の。 瀧: ふむふむ……で、幾つなの? 担当: 歳ですか? 25だけど……。 卓球: なるほどね。じゃあオレ達とあんまりかわんないんだ。 瀧: そこでだ、果たしてオレ達と同年代のヤツらは今どういう生活を送っているのかっていうのが今回のテーマで……。 まりん どこが一番違うのかねえ。 卓球: まあ、一日に「ウンコ」って単語を言う回数が明らかに違うだろうね。 瀧: それはバキュームカーで×××を××××る人よりもか? 卓球: あれはあれでその世界の業界用語があるだろうに。 瀧: 糞尿とかか? 卓球: いや、ソークーとかだよきっと。あ、ちなみにこれは言葉をひっくり返すジャズメンからきてるんだけど。 まりん: (笑)ホントかよ? 瀧: でも普通のヤツはきっともう子供とかいるんだろうな。パパだぜ、パパ。 卓球: オレ達って26だろ。26ったらもう30も間近だしな。 瀧: そうだよ。今、オレ達は小学26年生なんだから。 まりん: 違うだろう(笑)。 卓球: オレからすれば道下さんって普通の社会人に見えるんだけど、 他の人から見るとこの男はフワフワフワフォッフォッフォッフォッ……。 瀧: バルタン? 卓球: いや(笑)、フワフワしてんじゃん。同級生と会うと若い方でしょ? 担当: まあそうですね。みんなスーツ着てますし。 卓球: でしょう? だからたまに会うと例えば、道下……じゃない「ミッチー元気?」ってな感じになるわけじゃない? 担当: えっ? よくミッチーってあだ名知ってますねえ。 卓球: うわっ? ホントにミッチーって呼ばれてんの? ヤッバー(笑)。 瀧: 笑うー。ヤバイわそれ(笑)。でもそのフワフワしているミッチーが見て、さらにフワフワしてオレ達って何なの? いい加減ヤバイだろ。こんなこっちゃあ。 卓球: まあな。……でもほら理想的な26歳なんてあってないようなもんだろう。だからいいんだよ、別に。 瀧: いろいろいるよ。ハゲてるヤツとか。 卓球: いるな(笑)。ほら、女なんて親から「結婚しろ」とか言われる歳だし。 まりん: お年玉やらなきゃいけないし。 卓球: 最初、親戚のガキなんかに年玉やったときなんか損した気分になっただろ。 まりん: うん。なんかボラれた気分っていうか……。 卓球: ボラれた(笑)。 まりん: ウチ正月とか親戚の集合場所になってるからさあ。 卓球: ハイエナどもが集まって(笑)。 まりん: そうそう。たまんないよあれは。 瀧: オマエ(卓球)はあげないのかよ。 卓球: オレ? あげてるよ。妹とかに。 瀧: へえ〜。親戚とかには? 卓球: あげないよ。そんな親戚のガキに与えるほど…… 瀧: 落ちぶれちゃいないって?(笑) 卓球: (笑)見くびってもらっちゃ困るね。……しかし瀧は姉さんに子供がいるからもう叔父さんだろ? まりん: 4年経ったら30だもんなあ、ピエール閣下は。 瀧: これからはP閣下って呼んで。ピーカッカッ。 卓球: ピーコックみたいだねえ(笑)。 まりん: しかし歳をとらない秘訣ってのは何なのかなあ。 瀧: 同じこと繰り返してるとフケちゃうんだよきっと。会社員なんかそうじゃん。 卓球: だろうな。オレ達ってある意味、毎日違うことやってるし、それが結構刺激になってんじゃん? そこだよ。 歳をとらない秘訣は。 まりん: ああ、なるほどね。 卓球: まりんは、あと2年で26だけど、そんときはどうなってると思う? まりん 26? どうかなあ……変わってないと思うぞ。 瀧: 変わってないといえばオレ達だよ。 卓球: そうそう。基本的にオレ達は高校生のときと変わってないもん。 それこそ高校のときにオレの部屋でやってたことを今こうして誌面でやったり電波に乗せてやってるだけで……。 まりん: じゃあ40くらいになったら? 卓球: 瀧はねえ……まあミュージシャンでないのは確かだな。 オマエも40になってミュージシャンを名乗るほどズーズーしくないだろう。 瀧: まあな。だから地方のテレビ局のリポーターとかやってんじゃない? チューリップテレビとかの。 卓球: 『ゴーゴー・フライデー』とかいう富山の若者カルチャーをひっぱっていく番組のな。松尾判内の後釜で。 瀧: 「来週からリポーターはピエール瀧さんで〜す」とか紹介されて「はいは〜い、ピエールでぇ〜す」とか答えてな。 卓球: あまりに知らない人なもんだからお茶の間がひいちゃって(笑)。 瀧: ハゲ隠してな。ほら、ハゲでもお茶の間ってひいちゃうじゃん?(笑) 卓球: ジョン・プレイヤー・スペシャルのキャップかぶってごまかしてな。 瀧: いんや、アポロキャップ(笑)。 卓球: アポロキャップな。憧れたぁ〜小学生の頃に(笑)。 ……ああっ? そうそう、キャップといえば学生の頃かぶってた学帽ってあったじゃん? オレが中学のときの一つ上の先輩でターチって人がいたんだけど、ある日そいつを見かけたらビックリしてさ。 なんと学帽のツバを切ってんだよ、ドカベンに出てくる不知火みたいに(笑)。 瀧: ヤッバー(笑)。 卓球: あれにはさすがのオレも驚いたね。 まりん: でもそうやって制服とか改造したりするのって流行ったよね。 卓球: 流行った流行った。カラーとかな。ハイカラーってのがあったじゃん。『サマー・ナーバス』って感じの。 まりん: ディーヴォみたいな?(笑) 卓球: あと学ランで紬が締まったヤツあったじゃん? ロキシーミュージックって感じの。 まりん: あったあった(笑)。 瀧: ベルバラって感じのヤツな。 |
いつのまにやら“普通の26歳”というテーマがなくなってしまった今回の『濡れシビ』。 さらに脱線してしまう話の続きを聴きたい人は、このコーナーで話して欲しいテーマを記入して、ハガキで「電気のテープ欲しい」係まで送って下さい。 先月の当選者は、東京都 香川○○ 神奈川県 長谷川 ○ 長野県 高田○○の3名様です。ほんじゃ、また来月! |