担当：　面白かった人？　……うーん、なんだろ。ここんとこたくさんやってるからなあ……。 ほら、僕らニューズメーカーと別冊、2冊作ってるじゃないですか。

まりん：　え、別冊って？

担当：　クイーンズ・パル。

卓球：　おうおう、Q.P.ね。あの“キューティー”と間違わして買わせようとしてるヤツでしょ？

担当：　違うって（笑）。Q.P.は略称で、正式な名前はクィーンズ・パルなの。 表紙にも“Q.P.”じゃなくて、ちゃんと“QUEEN'S PAL”って表記してあるんだから。

卓球：　そうかなあ？　オレは違うと思うぞ（笑）。 そのうち“宝鳥”とか出してこれまた間違わして買わせようとしてんじゃないの？

担当：　考えてない考えてない（笑）。

卓球：　じゃあ“バントやろうぜ！”は出そうとしてるでしょ、ジュンスカのメンバーなんかがバントの構えをした表紙で。

瀧：　10ページの特集で、ブームのミヤくんがバントについて延々語ったりな。

卓球：　しかも登場するアーティスト全員、バントしてる写真しか載せないの。

担当：　考えてない考えてない……でも、面白そうっスね、それ（笑）。

卓球：　でしょう？　作りましょうよ、ビクターブックスで。……ところで、そのクイーンズ・パルってどんな雑誌なの？

担当：　ありゃりゃ、知んないで悪口言ってんの？　あれは女性ミュージシャンだけの雑誌なの。 隔月で出してますけど売れてますよ、おかげさまで。

卓球：　ふぅ〜ん。……まあいいや。で、ないの？　面白かった取材は。

担当：　いろいろあったけど……。

瀧：　バカなヤツとかいるでしょ？

卓球：　いるだろうな。ほら、この前とある音楽雑誌で見たんだけど○○○○ってバカだろ？　 最近よく載ってるけど。

担当：　………………。

　＜この先、掲載不能の為カット＞

卓球：　前回のテーマであった“パッチン止めに代表されるブスかわいい女” についての反響が凄いらしいんだけど、どうなんだろ。 今回も引き続きその話しをしようと思うんだけどさ、アイツらに関してまだアタマにくる部分って他に何があるかな？

瀧：　あの“なんかだるいわー、私”っていう雰囲気？　そしてそいつの世界観。全てが気に入んねえな。

まりん：　そういえば、いつもかったるそうにしてるよね。……でも、何でかなあ。

瀧：　そりゃあ、あれだろ。アンニュイな感じを出したいんだよ、きっと。

卓球：　ふざけんなっつーの。

担当：　でも最近の女性誌に登場するモデルの女の子って、そういう系統の子が多いですよね。

卓球：　そうそう、まずあれがいけない。ああいうのを見てまた勘違いしちゃうんだよ。 “私もなれるかもー”なんてさ。あげく“顔は関係ないんだー”だって。関係あるっつーの（笑）。

瀧：　口がでかきゃいいと思ってんだろ。

まりん：　やたらみんな口がでかいよね。

卓球：　あとはやっぱりショートカットだな。前回も話したけど、ショートカットってのは決して悪いとは思わないんだけど、 それを逃げの手口として使ってるヤツが多すぎるよ。例えばイケイケねえちゃんがいるとする。あの子らは、 揃いも揃ってロングヘアーだけど、“女の魅力で勝負したる！”っていう意気込みを感じるよね。 ……確かにブスな子もいるよ。でもオレはそれでも真向から“女”という土俵に上がって勝負するその子の方を評価したいね。

瀧：　なるほど。そういう意味じゃあ、ショートカットのデップぬりたくってる頭テカテカもみあげトンガリ女は、 最初から“女”という土俵に上がることを拒否してんだもんな。

卓球：　ずるいよ、それは。

瀧：　もうそんな女に“たぁーきさぁーん”なんて声をかけられた日にゃあ。

卓球：　ギャハハハハ！　あ、ちなみに読者の皆さんに解説すると、瀧が今喋った“瀧さん”って言葉は、 ゆっくりと何故かダミ声のような感じでした（笑）。

瀧：　これがオレにとってのブスな女をイメージした声だ。

卓球：　うんうん。……で、あとマヌケなのがサボ（笑）。

瀧：　サボな。ありゃあただのつっかけサンダルだろ？

まりん：　いないよね、もう。

瀧：　逆に今履いているヤツは哀れだよな。……でも、もし履いてるヤツがいたとしてもカワイイんだったら許す（笑）。

卓球：　ようはツラなのか？

瀧：　そうだよ、ツラがまえ！　これだね。

卓球：　なるほど。がまえてなきゃ駄目か。

瀧：　基本だよ。だいたい、ただでさえわけわかんねえ恰好してるヤツが多い中で、信じられるのはツラくらいしかないだろ。

卓球：　そういう意味では今どきの女の子の服装自体に問題があるのかもしんないな。 もちろん全員が全員じゃないけどさ、よく言うじゃん、日本の女の子の服装は幼稚すぎるって。 ……確かに日本において可愛らしい仕種や服装がモテル要素の一つにはなってるけど、 それが明らかに幼稚で終わってることの方が多いよね。

瀧：　ヒラヒラの付いたへンな服着て歩いてるヤツとかいるもんな。

卓球：　あれはもう現実逃避だよ。いい歳こいてフリルはねえだろ？　 完全にピーターパン・シンドロームじゃねえけどさ、違う世界にイッちゃってるんだよな。

瀧：　（笑）でもさ、なんだありゃ、グランジって言うのか？　ほら、自分の母親みたいな恰好をしてるヤツっているだろ。 借りてんのか、母ちゃんの服を。

卓球：　いるな（笑）。……あと笑うのが“私はスカが好きです”とか言って、探偵みたいな恰好してるヤツいんじゃん。 “尾行中ですか？”って訊きたくなっちゃうような。どうなってるんだ、一体？

まりん：　そこまでいくと仮装大賞だよね。

卓球：　でも電気のファンにも多いけどさ、グランジかなんか知んねえけどダボダボの服を着てる若い女の子は気をつけた方がいいよ。 悪くはないけど、体のラインを隠せるだけあって、体型を気にしなくなっちゃうだろ？

瀧：　でもあのダボタボも可愛い子がすると可愛いねえ、実に。いいよお〜。

卓球：　特にドクター・マーチンのブーツあるだろ？　あれでわかるね。その恰好が似合うか似合わないかが。

瀧：　うんうん、わかるよわかる。可愛い子が履くと可愛いなあ、あれは。

卓球：　しっ・かっ・しっ！　あれをブスな子が履いてみろ。“現場の帰りですか？”って訊きたくなっちゃうもん。

瀧：　ブーツのヒモがくい込んじゃってな。