濡れシビ オンライン

第42回

連載42回目にして初の地方収録! 今回は表紙巻頭を記念して、ツアー先、名古屋からおおくりいたします(……ただし内容はいつもと変わりません)。
まりん: 濡れてシビれて第42回っ!

担当: 今回はなんと! 連載初の地方取録ってことで名古屋からおおくりしております。 ……あ、ちなみに先月号に「来月、何かが起こる!?」って書いたのはこのこんとなんですけど。

まりん: ああ、そういえば初めてですよね、東京以外で録るの。

瀧: ねえねえ、でもなんで名古屋なの?

担当: なんでってライヴ取材に来たからですよ! わざわざコレやる為だけに来たわけじゃないんですから。

まりん: じゃあ全然特別じゃないじゃん。……あ、でも今回って一年を振り返るってヤツですよね?

担当: そうなんですけど、毎年まともに振り返ってないじゃないですか(笑)。

卓球: 確かに。……でも振り返るの、もう4回目だろ? 長えよな、いい加減。

担当: ところで皆さんはいつ名古屋に?

卓球: オレはさっき。瀧とまりんは昨日からだけど。名古屋好きだから。

まりん: 名古屋は重点的に攻めねえとな。全然人気ないから。

卓球: あ、コレ載せて欲しいんだけど、野村っているじゃん(←コンサートプラン&ディレクター。 前々回のツアー・タイトルにもなった人)アイツがさ、一昨日の打ち上げで酔っぱらって寝ちゃったんだけど、何を思ったのか急にムクムクムクって立ち上がって、 チャックを下げて、突然前にあったテーブルにジョーってしょんべんしちゃって! で、たくさん出した後にまた横になってグーっと寝てしまったという。

瀧: 凄かったぞー、一瞬のうちにテーブルがしょんべんだらけになって。

卓球: で、瀧がすかさずストローでぢゅるぢゅるーっと吸い込んで。

瀧: そしてポケットに隠し持っていたミニチュアの家や動物や車を置いて“うわー、洪水だあー”と楽しませてもらって。

担当: もの凄い打ち上げですね(笑)。いつもそうなんですか?

瀧: んー、そんなこともないけど、仙台はねえ……まりんも今までにない酔いをみせてたし。

まりん: あっれー、そうだっけ?

瀧: だって、その野村かしょんべんした後、ドアをバタンと閉めて帰っちゃったじゃない。みんな言ってたよ? “アイツ、何を怒ってんだ”って。

まりん: いやあ、全然覚えてないわ。

瀧: まあでもその前からアタマ揺らしてヤバイ感じだったからな。

卓球: 操られてるって感じで(笑)。

瀧: そうそう。スローバラードで動くフラワーロックって感じ?

まりん: 見てー(笑)。どんなんだろなあ、そういうときのオレって。

卓球: 広島あたりでビデオ録るか!

まりん: あー、ソレいいかもね。……ところで道下さんはこうやってよく地方に取材行ったりするんですか?

卓球: 福山君以外は初めて?

担当: またそういうことを言う(笑)。そんなことないですよ。

卓球: またまたー。道下さん、福山君のページ力入れてやってるくせに。

担当: なにをおっしゃる。皆さんのページも力入れてやってるじゃないですか。

瀧: それはどうかな? ……で、福山君ってどうなの?

担当: どうなの、って言われても。人柄のこと? 瀧さんだって会ったことあるでしょう?

まりん: 好きなの?嫌いなの?

卓球: ハッキリしてちょうだいよー。

担当: 好きですよ。皆さんご存知のとおり、話してて面白い人ですし。

瀧: じゃあなにか? 話して面白くない人は嫌いなのか。

まりん: 凄い理論だな(笑)。

担当: いや、誰もそんなこと言ってないじゃないですか!

卓球: つまらないヤツ、イコール悪。確かに凄いわ(笑)。

担当: だから違うって言ってるでしょ?

瀧: んー、まあ時としてつまらないヤツは悪者になる場合があるからな。ほら、自分一人でつまらなきゃいいのに、周りまでつまらなくさせちゃうヤツってよくいるじゃん?

まりん: いるなあ、いるいる。

<ここでウワサの人、野村さん登場!>

野村: 今日、予定変更でリハ4時頃からお願いします。

卓球: うるせー、今取材中なんだよ!

野村: あっ、ゴメンなさい。

卓球: しかもオメーのことを中心に。

瀧: ジョージョー(笑)。なんか“ジョジョの奇妙な冒険”って感じだな。

卓球: ははははは。……でもそのしょんべんしてる野村の姿がまた。

瀧: 凄かったぞー、両足揃えちゃって。

まりん: 量もまた凄かったんだって?

瀧: 凄いに決まってんじゃん! だってオレが並べたミニチュアの兵士が次々と倒れちゃったんだから。

卓球: ははははは、兵士がな(笑)。あと野球盤の守備の人形もだろ?

担当: でもそのときの皆さんの反応って……。

瀧: 土井君(←マネージャー)と仙台営業所の石川君はその瞬間に“出番だっ!”って感じだったけどな。

卓球: そして二人もポケットからミニチュアを取り出して(笑)。

瀧: 土井君なんかウォーターライン・シリーズを並べてたからな。

卓球: ウォーターライン・シリーズ! いいなあ土井君(笑)。……あ、でもねえ、思い出したんだけど、オレも実は似たような体験があるんだよなー。

担当: ウォーターライン・シリーズ?

卓球: いや、そうじゃなくて(笑)、おもらししたこと。……久々に田舎帰ったとき、しこたま飲んで寝たら、次の日母親が凄い怒ってんだよ。 で、理由を訊いてみたら“これ見なさいっ!”って電話のあるところに連れて行かれて。オレんちの電話台って昔、妹が使ってた机なのね。 で、その引き出しを開けたらなみなみとしょんべんが溜まってるワケだ。 “アンタが夜中廊下歩いてる音がしたからトイレかな?と思ってたら廊下から音がするじゃない! なにやってんの、って言っても聞かないでおしっこしちゃったのよっ”だって(笑)。 その後、オレもすぐグーって寝たらしいけど……全然覚えてないんだよね。 ちゃーんと、電話の前に立ってわざわざ引き出し開けて、それからしょんべんして、終わったら引き出し閉めて寝たらしいんだ、オレ。

瀧: あー、でも野村も全然覚えてないって言ってたわ、確か。

卓球: そうだろ? オレもそうだもん。

まりん・瀧・担当: 人のこと言えないじゃん!


今回は卓球がノドを潰してしまい、声がガラガラ。本番に控えて首になにか付けていましたが(写真参照)、効果があったのかライヴは無事終了。 このガラガラ声を聞きたいアナタは編集部までハガキにこのコーナーの感想、要望などを書いて「濡れてシビれて・テープ係」まで送って下さい。 応募券は必要ありませんので。それじゃあ皆さん、来年もヨロシクね!



※R&R News Maker 1995年2月号 (No.77), Victor Entertainment. p65 より転載

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