濡れシビ オンライン

第43回

おおお、つるっぱげの卓球の頭(114ページ参照)が、早くもこんなにフサフサに! ……読者の皆様、今年も『濡れシビ』ヨロシクお願いいたします。
担当: どうでしたか、お正月は。

卓球: オレと瀧は静岡の実家に帰って。まりんはずっと家にいたんだよな?

まりん: いました。

担当: 砂原さん、髪伸びましたね。

まりん: 伸びました。

卓球: ねえねえオレはオレは?(とニット帽を取ると……)

担当: うわぁ! 結構伸びましたねぇ。

卓球: もう3週間経ったからね。……しかし正月! オレは今年の正月はとことんドメスティックにいってやろうと思って、親戚の人たちなんかと食事したりしたぞ。 あとは昔の友達が地元でやってる飲み屋に行ったりもして。……あ、ところで瀧は今年大変だったんだろ? 親戚の子供たちに囲まれて。

瀧: 3、4歳の子供にしてみりゃ家にポンキッキのピエールが来た!って感じで、テレビに出てるホンモノがいるわけだから驚くよな。 ……でもさあ、テレビといえば最近そのおかげで普通の人にも顔覚えられて、サインをよく頼まれるんだよね。 昨日も朱鷺さんと下北沢の広島風お好み焼屋っていう普通のお好み焼屋に入ったんだけど、帰り際に「ピエールさんですよね? すいませんがサイン下さい」って言われて、また店にサイン置いてきちゃったよ。

卓球: で、笑うのがさ、この前DJのフミヤとドラゴンと一緒に新潟のイベントに行ったとき、ドラゴンが「瀧くんは元気? そういえばさあ、どっかのラーメン屋行ったとき、その店に瀧くんのサインがポツンと一枚だけ飾ってあったよ。でも……そのラーメン屋凄いマズイんだよねえ」って言ってたぞ(笑)。

瀧: 覚えてねえなあ。

卓球: ああいうサインってさ、飾ってあるイコール“オレが認めた味”ってことになっちゃうじゃん? なんとなく。で、その店には瀧のサインが一枚……。

まりん: 瀧しか認めてない味(笑)。

瀧: だって頼まれると断れないじゃん?

まりん: まあね。……でも君はないの、そういうこと。

卓球: あるよ。笹塚の日本一っていうラーメン屋で。……そうそう、そのサインにはさ、ちょっとしたドラマがあってさ。 ほら、オレ18のとき東京出てきて、それから8年間笹塚に住んでたじゃん? で、まだバイトしてたとき、週に2、3回はその店に行ってたんだよ、すげえウマイから。 もちろん店の人とは喋ったことなんかないんだけど、電気でデビューして、ちょっと忙しくなって、しばらく行かなくなったんだな。 そうしたらもう引っ越しで笹塚出ることになって。だから“これで笹塚もそう来ることもなくなるから最後にあの店に行くか”って食いに行ったの。 で、食べて終えて出ようとしたら店の人が「あのー、電気グルーヴの方ですよね? よく来てくれてたんで顔は覚えてたんですけど、最近よくテレビに出てるから驚いちゃって。 店にもしばらくこなかったし、忙しいのかなあ、なんて思ってたんですけど」って話しかけてくれて。 ……8年越しだぞ8年越し! ついに恋が実ったって感じで初めて会話したワケだ。「サイン頂けます?」っていうからしたよ、オレは。 ……で、その店の人、最後にオレに何て言ったと思う? 「やっぱりアレですか? 店の外にはベンツなんか待たせんですか?」だって。

瀧・まりん・担当: ギャハハハハハ!

卓球: 待たせてねえっつーの(笑)。

担当: 有名人イコール、ベンツ(笑)。

卓球: あ、車と言えばまりんがついに車を購入して。

まりん: そうそう、買ったですよ。ワーゲン・ゴルフ。紺色の。

担当: へぇ〜、そうなんですか。でも石野さんはなんで車乗らないんですか?

卓球: んー、ほら。オレ、車ってのは買わないで貰うもんだと思ってるから。

瀧: イチローみたいにか?

卓球: そうそう。……しかしオレたちはなんか貰ったりすることってねえな。

まりん: 貰ったじゃないスか、SONYのMDとプレイステーションを。

瀧: 言えばくれるんじゃないか? 例えば今月のニューズメーカーの表3のコンポ。何ていうんだ、コレ。“Fシリーズ”か。コレ下ちゃーい。ビクターさ〜ん。

卓球: そういえば瀧、チョコ貰ったの? あ、道下さん知ってます? 瀧がCMのナレーションやったの。

担当: 全然知らなかった。

卓球: 葉月里緒菜が出てたヤツ。どういうナレーションしてたんだっけ?

瀧: “それはそれは新発売。ロッテ・セパ”って感じで。

まりん: んー、しかし何でもいいから欲しいよな、物。

卓球: オマエは欲しいもの全て手に入れたからいいだろう。……金、車、名誉、女。そして気の合う仲間。

まりん: 気の合う仲間って誰のこと?

卓球: ……あ、そういえばまたウチら休みに入るですよ、1ヶ月半くらい。でも瀧は2連休。ポンキッキあるから。瀧はポンキッキ好きだからな。 スケジュールがちょっとでも空いてると土井くんに怒るんだもん。「なんでここ空いてんのにポンキッキ入れないの! オレの出番がなくてもロケで手伝えることあるだろ?」って感じで(笑)。

担当: 仕事熱心なんですね。……ところで皆さんは休みはどこへ?

卓球: 僕、オランダとドイツ。

まりん: 僕、イタリアとドイツ。

瀧: 僕、ポンキッキ。

卓球: どこ、そこ?

瀧: …………さあ?

卓球: ははははは(笑)。ところでまりん、なんでオマエはイタリアなの?

まりん: あ、コレは彼女の趣味で。

卓球: おいおいおい、聞いたか? 爆弾発言。時代も変わったよなあ。

瀧: イタリアのどこ行くの?(←全然聞いてない)

まりん: んーとね、ミラノ。(←この人も聞いてない)

卓球: アイドルが彼女のことを口にする時代になっちゃったんだもんなあ。

瀧: ああ、ミラノねえ。(←まだ全然聞いてない)

まりん: どこ面白いか知ってる?(←この人もまだ聞いてない)

卓球: だいたい秀樹とかひろみの時代では考えられないよなあ。

瀧: ミラノはねえ、イタリアで一番デカイなんだっけ、アレは。(←引き続き無視。でもちょっと気になってる様子)

卓球: 秀樹とかひろみの時代じゃ、そういうことなんて全然言えなくてさあ。

瀧: イタリアで一番デカイ……秀樹?

まりん・卓球・担当: ギャハハハハ!

卓球: いいなあ(笑)、話題が一緒になっちゃって。メガミックスって感じ。

まりん: うわー攻めてきたー! って感じだったよな、今(笑)。


次号は読者の皆様のリクエストにお応えして、待望のまるごと1ページ“野村さんスペシャル”をお届けします。 今月のテープを希望する人は編集部“濡れシビ・テープ係”までハガキに感想・質問などを記入し送って下さい。また来月!



※R&R News Maker 1995年3月号 (No.78), Victor Entertainment. p63 より転載

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