濡れシビ オンライン

第48回

いよいよ4周年を迎えた“濡れシビ”。メンバーのテンションは下がるいっぽう だけど、担当さんは元気いっぱい。 まだまだ辞めません。これからも夜露死苦。

まりん: おいおい、ついに48回だよ。

瀧: 4周年? いい加減にしろってのな。

卓球: でもさ、こんだけ長く続ける秘訣ってのは付かず離れず? オレたちじゃなくて、 ニューズメーカーのオレたちに対するスタンス。ここがポイントだよな。 はしゃがず騒がず、 初の表紙はおならすいこみ隊っていう。ヘンにマニアックに 取り上げるでもなく チヤホヤせず……まあ、なんていうの? これも担当編集者のチカラだな、やっぱり。

担当: えー、そんなことないですよ。

瀧: そうそう、偶然偶然。

まりん: ははははは。道下さん、本気にしちゃって(笑)。

担当: ……ま、いいっスよ。当分、辞めるつもりないから。このコーナー。

卓球: こらこら! 勝手に決めるなよ。

まりん: あれ? でも『濡れシビ』っていつまでやるんでしたっけ。

担当: いや、特に約束はしてなかったと思うけど(笑)。

瀧: そうそう、ついでにギャラの話もな。

担当: まあいいじゃないっスか。…でも電気の連載の中でも一番長いでしょ、このコーナー。

卓球: 宝島の『脳が溶ける奇病』ってのもあったけどな。とっくの前の話だけど。

瀧: まあ雑誌自体が変わっちゃったから。でもあの頃の宝島とかフールズメイトみたいな 雑誌? インディーズ雑誌って今どうなってんのかな。ないの?

卓球: いや、カタチを変えてまだ存在するだろう。ほら、『エレキング』とか。

瀧: ああ、そっかそっか。

卓球: 関係ないけどさ、そういう感じの雑誌で『BD』ってあるんだけど、スゲエ面白いよ。知ってる?

担当: 知ってますよ。個人的にはこの前のスカトロ特集とか凄く良かったと思う。

卓球: ねえ! オレさ、読んで気に入って全部バックナンバー取り寄せたもん。

まりん: へー、どんな雑誌なの?

卓球: 昔の『宝島』とか『ビリー』とかを読むワクワクする感じのする雑誌。

瀧: ああ、危険物に触るような感じね。

卓球: そうそう。でも瀧はもうすっかりメジャー志向だから関係ないって。

担当: トレンディー・ドラマ俳優だから。

卓球: あっ! そういえばどうなんだよ、ドラマの収録の方は。ファンは知りたがってるぞ、瀧のドラマを。

瀧: ドラマね。うん、ロケとかも結構行ってるし、ボチボチやってますよ。何回くらい行ったっけ? ロケ。

土井: 5回は行ってますね。

瀧: ほら、もう5回だよ。でもわざわざロケ場所行って、なんか走ってその日は終わりとか。そんな感じよ、今は。

卓球: だいたい瀧はちゃんとストーリー把握してんのか?

瀧: してるよー。えっとね、まず永作博美扮する主人公のユイと長瀬扮するタモツが… あ、ちなみにタモツの父さんが森本レオ、ユイの兄貴がオレなんだけど、そのユイとタモツが いろいろごちゃごちゃあってカケオチしてしまうと。まあこんな感じのストーリーなんだけど。

まりん: で、ストーリーは今、どう進展してんの?

瀧: いや、詳しくは話せないんだけど、だいたいドラマって最初に導入? 事件みたいなのがあって、 いろいろ紆余地折あって、盛り上がって…で、終わりって感じじゃない。それに例えると、 今はその紆余曲折のところをやってて。まあ前半の山場だね。だからオレ、全然出番なくて(笑)。

卓球: なんだ。扱い的には仮面ライダー のライダーマンみたいなもんだな。

瀧: いや、ライダーマンっていうか……………………もっと下?

まりん・卓球・担当: ギャハハハハ!

卓球: 戦闘員レベル?

瀧: うん。赤い戦闘員って感じ。

担当: ちょっぴり特別。でも脇役(笑)。

瀧: まあな。……でもマジメな役なんだよ。古風な感じの兄貴だから。

担当: 瀧さん、やっぱり出番の前日なんか台本読んだりするの?

瀧: んー、してない。いや、一回監督さんに怒られちゃってさあ。“セリフ覚えてこい!”って(笑)。

担当: メチャクチャ長いセリフある?

瀧: あるよー。こないだも一回撮った。シリアスなシーンでさ。スゲエ疲れんな、ああいうシーンは。

担当: あ、そういえば石野さん、先週くらいNHK出てましたね。ひとりで。

卓球: ソリトンでしょ? NHK教育。 オレは瀧と違って教育寄りの人間だから。

土井: あれは相当評判よかったですよ。

担当: ねえ。凄く面白かった。

卓球: 次はまりんだな。オマエもなんかやってみろよ。ドラマとか。

まりん: えー、やだよ。絶っ対ヤダ。

瀧: オマエもやれよって、そういうオマエ(卓球)もなんかやれよ!

卓球: オレはほら、そういう教育ものとかラジオ? 一応やってんじゃん。でもコイツは他、 なんにもやってねえんだぞ。それで給料一緒だもん。納得いかねえよ。

まりん: 駄目だよダメダメ。オレ、テレビ全く興味ないから。

瀧: ウソつけっ! まりんはなんだかんだいって結構、ドラマとかチェックしてるくせに。

まりん: えー、そうかなあ。普通だと思うけど。そんなに見てないよ、オレ。

担当: でも楽しみですよねー、瀧さんのドラマ。僕、絶対全部見ます。

まりん: オレ、全部ビデオに録ろー。

卓球: ま、コイツのマヌケ面とマジな演技は注目。見たら笑っちゃいそー。


4周年記念なのにフツーでゴメンなさい ね。50回のときはなんかやりますんで期待しないで 待ってて下さい。それではいつものように“濡れシビテープ”希望の方は編集部まで、ハガキに コーナーの感想・要望などたくさん書いてどしどし送って下さい。そんじゃあまた来月ねー。



※R&R News Maker 1995年8月号 (No.83), Victor Entertainment. p63 より転載

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