アーティスト連載最長の記録はどこまで続く？　ここまで来たら100回を目指せっ、電気グルーヴ！　 んがしかし。なんとメンバーより先に、担当さん衝撃のギブUP宣言。どうなってんだよ、おい!!

卓球：　コレって何回目だっけ？　60回か。

瀧：　ちょうどキリのいい時期に（笑）。

卓球：　学生に戻るんだって？　それともアルバイトだっけ？

担当：　あははははは（笑）。よく言いますねえ、そういうこと。……あ、でもカン 違いしないで下さいよ？　このコーナー、まだまだ続きますんで。

瀧：　いや、もうヤメる。

担当：　ダメ！　続ける！（笑）

瀧：　キミひとりで？

卓球：　あははははは（笑）。次号からは道下の“濡れてシビれて”になると。

瀧：　プータローなのにな。

卓球：　やー、でも次の担当は山本さん？　山本さんが来月から現場に来るとなると、内 容変わりそうだよな。

担当：　久々の電気グルーヴ女性担当者だし？

卓球：　うん。ほら、いくらなんでも今までみたいなディープ過ぎる下ネタって言えないじゃん。

担当：　大丈夫っスよ。山ちゃん、下ネタ全然OKだから。……ねえ？

山本：　はあ……。（←不安げ）

卓球：　まあそれは徐々に鍛えていくってことで。……それにしても60回。毎度のことだ けど、よくやってんよなあ。60回だぜ？　その間、メシたったの2回。

担当：　すんませんねっ！（笑）

瀧：　ハワイは？　5周年でハワイ行くってのはどこいっちゃったワケ？

卓球：　でも、この人に言ってももう。

まりん：　プータローだからな。

瀧：　ハワイ。（と、山ちゃんの方を向いてアピール）

卓球：　そういうこと言ってるとさ、オレたちがハワイでやる仕事入ったとき、ど さくさにまぎれて来そうじゃねえ？

瀧：　来そうだな。

山本：　じゃあ、こうしましょう。100回記念のときに行く！

瀧・卓球・まりん：　ひゃっかい〜っ!?

卓球：　ヒドイなあー！（笑）

瀧：　いきなりスパルタの人が担当になっちゃって（笑）。

まりん：　これから心配だな。

瀧：　でも100回？　100回っていうとあとどれくらい？

担当：　3年と……ちょい。

瀧：　3年後？　おいおい、そんときオレ32だぜ？　濡れてシビれてる場合じゃねえぞ（笑）。

卓球：　そんときは、山本さんに「あのー、ハワイにボクの子供連れてっていいです か？」なんて訊いちゃってな。

担当：　しかしねえ、5年ですか。僕、5年前ハタチですよ（シミジミ）。

卓球：　ハゲたよねー（笑）。

瀧：　山本さんはいくつなの？

山本：　今年で23です。

卓球：　編集部入ってどれくらい？

山本：　もう1年くらいですね。

卓球：　ふむふむ。でもあれだな、ニューズメーカーの女性編集の人？　昔からずっとギャル系の人って多いよね。

瀧：　鳥越さんとかね。……でも、山本さんは、なんでニューズメーカーに入ろうと思ったの？

卓球：　おうおう、いいねえ。そういう質問いこう！

瀧：　まさか本が好きだから、ってことではないよね？

山本：　いや……結構、そのまさかだったりするんですけどねー。

卓球：　一応、音楽も好きなんでしょ？

山本：　はい。でも、もともと本を作る仕事がしたくて。

卓球：　製本のね。

担当：　凸版とか？（笑）

山本：　や、そういうんじゃなくて（笑）。……当時、ニューズメーカー を見てたら“編集者募集！”って告知が載ってて。それで入ったんです。

瀧：　ふーん。で、どんな音楽？　どんな人たちが好きなの？

山本：　…………………………。

担当：　（小声で）思い切って、ほらっ！　言ってごらんなさいっ！

山本：　電気グルーヴとか……。

瀧・卓球・まりん：　…………。（シ〜ン）

担当：　あ〜あ。ひいちゃったよ（笑）。

卓球：　っていうか、そんなこたあどうでもいいんだよっ！　本心を言えよっ！

山本：　それはその………あの……ほら、ねえ？　道下さん！

瀧：　なに、顔赤くしてんだ？

担当：　あははははは（笑）。あのー、説明するとですね、山ちゃん今日の取材、昨 日からずっと緊張してて。……ねえ？

山本：　そうなんですよっ！　もう、昨日からドキドキしてて、なに着て行こうか とか3時間くらい悩んでもう大変だったんですよおー。

瀧：　お風呂も3回くらい入ってね。

山本：　はいっ！　体もキレイに洗って。

瀧：　ふーん。……で、今いくつなんでしたっけ？

卓球・まりん・担当：　ぎゃははははは！

山本：　今年で……23です。（しょんぼり）

瀧：　それはさっき訊いたよねー（笑）。

卓球：　まあまあ、いいじゃんか。で、なにが好きなの？

山本：　…………………………ドリカム。

卓球：　ああ、いいじゃないですか。

瀧：　ねえ？　そんな感じするよな。

卓球：　逆に、その風貌でルナシーとか言われたら驚きますけど。

瀧：　ビックリするよな。

卓球：　いやー、でもまさか『ドリルキング・アンソロジー』に入ってるアーティ ストが、こんなところにまで浸透してるとはねえ。

担当：　それは鳥゛留噛男！　山ちゃんが好きなのはドリカム！（笑）

卓球：　ああ、そうでしたっけ？

担当：　その他に山ちゃんに訊きたいことはあります？　新担当として。

山本：　どんどん訊いて下さい！

卓球：　う〜ん、そうだなあ……。じゃあ、コイツ（と、担当さんを指さし）どう？

山本：　と、言いますと？

卓球：　いや、ほら編集部内で。

山本：　ああ。……あのですね、道下さんは、いつもはこういう感じでダラ〜っと してますけど、結構、ちゃんとした先輩なんですよ。

担当：　もっと言って！（笑）

卓球：　なるほどね。やるときゃやるよと。

山本：　はい。

担当：　うんうん！（ご満悦）

卓球：　おいおいおい！　今、キミ顔が40代だったぞ（笑）。オヤジかい。

まりん：　あははははは！　オレもそう思った（笑）。

担当：　失礼なっ！

山本：　その他にも、いろいろ私の相談にのってくれたりもしますし。

瀧：　ああ。体が目当てなんだけどね。

山本：　そう……なんですかねえ。

瀧：　そうだよ、きっと。

担当：　山ちゃん、無視無視っ！

瀧：　いい先輩、ですか。

山本：　はい。いい先輩。

担当：　ほらほら！　ね？　ね？　そうでしょ？　ちゃんと仕事してんだから。

卓球：　やっぱ送別会とかあんの？

担当：　わかんない。

卓球：　あったら泣くの？

担当：　泣く。

卓球：　あっそう。泣くんだ。

担当：　泣く。

瀧：　でもないよ、多分。送別会。だってオレたちに対して、60回なのに手ブラで来る男だぜ？

まりん：　いい度胸してるよなー。こないだの楽屋の件といい。

卓球：　そうだよなあ！　編集長、知ってます？　この男、オレたちのライヴの楽 屋来てビール飲んでるんですよ？

まりん：　楽屋に来て、いきなり「とりあえずビール！」だって。

瀧：　クツ下まで脱いじゃってな。

奥山：　ああ、それはマズイですねえ。

担当：　奥山さんっ、ウソですよ。ウソウソ！　半分は（笑）。

奥山：　……………………マズイよ。

瀧：　…………ブッ！（と、突然屁をこく）

卓球：　おお、山本さんに対する歓迎のファンファーレが（笑）。

瀧：　兵隊たちも喜んでますよ。

担当：　どこにいんの？（笑）

まりん：　……うわっ！　くさっ！（笑）

卓球：　あははははは、ホントだ（笑）。しかしなあ、5年ですか。5年前といやあ、 今ハタチの子はまだ中学生ですよ。

担当：　だって、この前ともえちゃんが来たとき話したけど、ともえちゃんが中1 のときでしょ？　コレ始まったの。

卓球：　そうですよ。そりゃあ、ミッチーもハゲるよなあ。

担当：　うるさいなあ！

まりん：　最初、会ったときって若かったもんなあ。

卓球：　でもそんなこと言ったらウチらだつてフケただろう。とくにオマエ！

まりん：　オレぇ!?

卓球：　そう、オマエ。その顔はなんだ！　和紙か！

瀧：　そうだよ。ミッチーのこと笑えないよ？　そのツラじゃあ。

担当：　でも、体力的にはどうなんです？　ライヴがキツくなったとか。

卓球：　そうでもないよ。

瀧：　いや、その場は平気なの。平気なんだけど、後からくるんだなコレが。

卓球：　あと酒な。

まりん：　そうそう、酒！　残るよなあ。

卓球：　そりゃあ変わるよ。5年だもん。しかし、コレずっと読み続けてる人って いんのかなあ？

担当：　そりゃあ、何人かはいるでしょう。

卓球：　そうかなあ。でも、それもヤバくないか？　5年もニューズメーカー読み 続けてるのって。

担当：　いいことじやないですか。

卓球：　5年間、続けて載ってるバンドっている？　ウチらの他に。

担当：　いますよー。バクチク、レピッシュ、ブーム……まだまだたくさんいますよ。

卓球：　ああ、そういえばそうだね。結構、いるもんだな。

瀧：　でもそのかわり消えていったバンドもいるよな。

卓球：　なあ！　当時、仲良くしてたバンドのヤツとかでもすっかりいなくなっちゃった っての、多いからな。

担当：　へえー。例えばどんな人たちですか？

卓球：　プトン。

担当：　仲良かったの？

卓球：　うん。

担当：　ホントかなあ？　あとは？

まりん：　ボニーダク男！

担当：　ボニーダックね。

瀧：　ダク男。アイツらなにをしようとしてたんだろうな。

卓球：　対バンしたことあるよな。ダク男とは。

まりん：　懐かしいな。

卓球：　やー、でもね。昔はこうやってバンドの悪口ばかり言ってたけど、最近のウチら が悪口言うバンドって残るんだよなー。

瀧：　売れたりな。

卓球：　シャ乱Qしかり。あとスパイラル・ライフか。最近はカスケードだと思ってんだけど。

担当：　じゃあ、その流れでいくとカスケードは売れるんだ。

卓球：　あ、カスケードといえば、こないだのライヴ。名古屋で演った。瀧がテレビの司 会をやってるが為に、オレたち全員かり出されたイベントがあって（笑）。

担当：　名古屋のどこで演ったの？

卓球：　河川敷。川原だよ、カ・ワ・ラ。

担当：　へえ！　凄いですねえ。他はどんな人たちが出たんですか？

瀧：　客の9割は、ルナシー……っていうか、真矢クン目当て。

担当：　ルナシーが出たわけじゃないのに客の9割、真矢さんファン！　電気は全 員出たのに？（笑）

卓球：　なあ！……それでさ、こないだのNHKのポップジャムのメンツも凄く てさ。ルナシー、黒夢、バクチク、グレイ……あとウチら（笑）。まあ、その他に もバニラとかハイロウズとかいたんだけど。それでもその黒い人たちの集まり具 合？　もう、それってファンにしてみれば、ウルトラ兄弟大集合って感じじゃな い？（笑）

担当：　ああ、そうかも（笑）。

卓球：　ああいう黒い服系のファン？　面白いよなあ。……っていうのもさ、その 名古屋のライヴでナチスの恰好をしてる女がいてさあ。

担当：　あははははは（笑）。ナチス！

卓球：　そいつがいる所、川原だぜ？　しかも真っ昼間！（笑）……で、ナチス。

瀧：　黒い口紅塗っちゃってな。

担当：　いやー、笑いますね。じゃあ、そのナチスの女の子は、ルナシーのファン なんですかね。

卓球：　そりゃあそうでしょう！　いくらなんでもウチらのファンじゃあないです よ。……いや、ちょっと待てよ。もしかしたらウチらのファンかも！（笑）

瀧：　大いにありうるな。