濡れシビ オンライン

第81回

突然ですが、濡れシビは7月号をもって終了いたします。この超 爆笑トークが読めるのもあと3回。みんな、心して読むようにねっ!

卓球: こないだ砂原くんと打ち合わせをしたんだよ。瀧を辞めさせる件について。

瀧: また?

全員: ダハハハハハハハッ(爆笑)。

まりん: “誰が言い出そうとも俺は負けねえぞぉ〜!”(笑)。

瀧: 前はひきかえに耳夫を辞めさせたからなぁ……。

まりん: いつ誰が辞めさせられるか分からないからね、もう。

担当: それはどういう基準なんですか?

卓球: もうちょっと音楽をやりたいんだよね、僕たちは。

瀧: 俺はもっと“ボキャブラ天国”とかに出たいんだけど、言うこと聞きゃあし ねえ、コイツらは。俺は電気グルーヴとしてボキャブラに出たい。

卓球: 電気グルーヴ名義で(笑)。それよりアンタ、何をやってんだね?

瀧: 最近? 最近は……。

まりん: 長野オリンピック行ったの?

瀧: 行ったよ、って言うか出たよ。明日も試合があって。

担当: 種目は?

瀧: 50メートル走。

卓球: あとはスプーンの上にピンポン玉を乗っけて走る競技。それで鋼メダルを 狙ってんだよな。

瀧: 冬季オリンピックだ!って言ってんのに(笑)。

卓球: それよりニューズメーカーのこの連載、今回を入れてあと3回ですよ。

瀧: 今回入れて3回。カウントダウンだ。

まりん: 結局トータル何回になるの?

担当: 84回ですね。

瀧: ……………7年…………?

卓球: 7年? うっわー(笑)。それを考えると凄いねぇ。91年だぜ?

瀧: 91年?????

卓球: 90年代の幕開けだもん。

まりん: もう90年代も終わるんだもんね。

瀧: “ファンキートマト91”の時だ。

卓球: 瀧がボビー・コールドウェルにインタビューしたりしてたよな。“えー、今 日のゲストはボビー・コールドウェルさんとかいう人ですっ! えー、何をなさ ってる方ですかぁ?”

全員: ダハハハハハハハッ(爆笑)。

瀧: それ、マジだよ。

卓球: ファントマ話はまだあるな。1年やってたんだけど、途中で司会者が降り ちゃったんだよね。

瀧: しょうがないから俺が司会してたりしてなかったっけ?

卓球: オマエらで自習!って感じでな。まりんもちょうちょ作ってパタパタした りしてたじゃん。

まりん そうそう! 番組のオープニングで必ず電気が曲をやってて。『俺のカラ ダの筋肉はどれをとっても機械だぜ』っていうのをやってたんだけど、石野くん が休んだことがあったんだよね。石野くんがいないとできないから仕方なく『ち ょうちょ』をやろう、ってことになって、俺1人でキーボード弾いて瀧が歌っても おかしいからって、ダンボールでちょうちょ作って瀧の周りでパタパタパタパタ ってやったりして……。

マネージャー: 顔にちょうちょのメイクしませんでしたっけ?

瀧: それは、俺。

全員: ダハハハハハハハハハッ(爆笑)。

まりん: それはまた別(笑)。

卓球: その頃にパピヨンっていう名前がついたんだよ。でもファントマってデビ ューの年だもんな。1月から始まって、2月にTMネットワークのシングルが出 て。デビューが4月でしょ? まりんが入ったのっていつだっけ?

まりん: 俺、6月。でも5月ぐらいからちょくちょく会ってたけど。

卓球: そう考えると長くやってるねぇ……。山本さん、7年前は何やってたの?

担当: 高校生です。

卓球: じゃあファントマの会場に制服着ていてもおかしくないんだ。まりんがダン ボール着てパタパタやってる所に(笑)。

瀧: じゃああれを見てた高校生は、今こんな感じになってるんだ。

卓球: こんな大人になってるんだ……。

瀧: ……うわー、恐ろしいな(笑)。

卓球: ウチらはそんなに変わったつもりはないんだけどな、厳密に見ると変わっ てるんだろうけど。

まりん: 変わってる。

瀧: ファントマやってた頃に、もうこの連載をやってたってことでしょ。そう考 えると信じられないような気もするなぁ。

卓球: そうか、でも山本さんが高校生だったってことを考えると、それが一番強烈。 あのさ、ニュースステーションのさ……。

瀧: お天気お姉さん?

卓球: あの子って、凄い昔から電気のファンなんだって。そういう子たちがもう お天気お姉さんになってしまう世の中ですから。世も末ですよ?

瀧: マジで。全然話変わるけど、こないだ思ったんだけどさ、ビジュアル系の人 ってきらびやかな格好してるけど、あれ、パンティーはいてるのかなぁ?

全員: ダハハハハハハハハハッ(爆笑)。

卓球: だとしたらそそる?

瀧: いや、パンティーはいてたら“オマエ、パンティーは……”って思うし、逆 にトランクスだと“オマエ、その格好でトランクスは……”っていうのがない?

卓球: トランクスははかないんじゃない? ブリーフでしょ。だってタイツとかはい てるじゃん? トランクスの上からタイツははかないだろ。

瀧: ぜひ聞いてみてえなぁ。

まりん: でも最近、色々ドッキングさせてるよねぇ、オペラと……。

卓球: いそべ焼き?

全員: ダハハハハハハハハハッ(爆笑)。

瀧: オペラ焼き?(笑)

担当: 美味しそう(笑)。

瀧: “オペラ焼き、はじめました”。

まりん: もう次の日には“やめました”って(笑)。

卓球: “オペラ焼き、近日入荷予定”(笑)。でもヴィジュアル系って、基本的 に男の人じゃない? これだけバンドがいるってことは、それだけ人口がいるっ てことでしょ? 10代から20代にかけての若い男の子たちの“化粧をして綺麗な 服を着て美しくなりたい”っていう願望が明らかに強くなってるってことじゃん?

瀧: うんうん。

卓球: それの表れだと思うんだよ。1バンドだけじゃないし、ある意味ムーブメ ントになってるし。最近よくあるじゃん? ダイオキシンの影響でメスの貝にペニス があった、とかいうのがさ。やっぱこう、男女の性別がだんだんなくなってきてる ような気がするな。



さて、突然ですが左にあるジャケット写真を見よ! これは赤城乳業のアイス 『ガリガリ君ファミリーパック』の裏面についている応募券を送ると抽選で5000名 に当たる(詳細は商品のパッケージを見てね)というCD。しかも電気の 楽曲『ガリガリ君』の未発表リミックスバージョンが2曲も収録されているとい う、なんともありがたいノベルティなのだ。今回この幻のCDを、な・ん・と! 3名さまにプレゼント!! いつものように感想を山ほど書いて、巻末の住所「ガ リガリ君欲す」係まで、奮って応募してねん。では、また来月ね〜!



※R&R News Maker 1998年5月号 (No.116), Victor Entertainment. p62 より転載

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