2ndアルバム発売を控えたInK、スチャダラパーとSly MongooseのユニットThe Hello Works、そしてゆらゆら帝国という3組が出演するイベント、 liquid cherry '07 in YAONに参加してきました。 3組とも好きなユニット（バンド）ですが、これらを一度に観られるまたとない機会です。

当日、16時開場・17時開演ということで16時半ごろにJR有楽町駅に到着して、そこからブラブラ歩くことに。 結構距離があって自分の席についたのは開演15分ほど前でした。 入り口付近には屋台がいくつか並んでましたね。売店のTシャツ売り場は行列ができていたのでスルー。
ワタシの席はほぼ中央の前から6列目くらいとなかなかのポジション。 そして心配していた天候は曇り。雨を想定してカッパを持ってきていたのですが、ホテルに置いてきました。

ステージは照明の取り付けられた鉄骨のやぐらに白いカーテン（？）が取り付けられているという趣向。 ステージ上には少々大掛かりなバンドセットが組まれ、その前に機材とマイクがセットされた小さなテーブルがありました。

ということで最初に登場したのはInK。ほぼ定時にオープニングSEをバックに卓球さんがステージ向かって左側から笑顔で登場。続いて川辺氏も。 卓球さんは黒い半袖Yシャツ、川辺さんはInK Punk Phunk Tシャツでした。
最初の曲はよく知らない少々地味めな印象の曲。2曲目に「Into The Sound」が来て卓球さんのヴォーカルで盛り上がります。 あとはギターの音を前面に押し出したパンクっぽい曲も。これは恐らくニューアルバムに入りそう。非常にカッコ良かったです。 既発の曲だと「Good That You Come」「Bassline」もやりました。最後は新曲っぽかったです。 卓球さんが楽しそうな顔をしながら機材を激しくいじっていたのが印象的。
MCは1回だけ。雨が降らなかったことに対して、「皆さんの日ごろの行いが良いせいでしょう」というお話を。 「暑からず寒からず…甘からず辛からず美味からずといったカンジで」みたいなことを言って笑いをとってました。 あとはニューアルバムが出ます、とかそんな話。 こんなカンジでInKのライヴは50分ほどで終了。

セットチェンジの合間に飲み物でも買おうと席を離れて売店に並んでいると、5分くらいでThe Hello Worksのライヴがスタートしてしまいました。 飲み物を諦め慌てて席へ戻る。
The Hello Worksは、スチャの3人とロボ宙に加え、ギター・ベース・キーボード・トランペット・ドラム・パーカッションという10人編成のバンド。 みんなお揃いの水色のワークシャツを身にまとっていました。ちなみにボーズさんはワークシャツの下にInK Tシャツを着用。
最初の曲などはThe Hello Worksの曲だったようですが、スチャの楽曲が大半を占めていましたね。 「Catch The Drop」「Fun-Key4-1」「サマージャム」「Fun-Key-Word」などなど。最後も「Let It Flow Again」でしたし。
MCではアニの衣装（ワークシャツの丈が異常に短い）をイジりまくってました。 ボーズが「これヘンでしょ？」と言うと「いやこれがオシャレなんだ」と返してました（笑）。 キャップと首に巻いてるバンダナについてもちょこちょこ突っ込んだり。
The Hello Worksについては、「売れないラッパーと売れないDJともっと売れないバンドでお金ちょーだい」という説明をしていました（笑）。 それから観客が盛り上がっているのを見て「意外とアウェーじゃないってことに気がつきました」とも。 「他のバンドは“みんなこっち見るな”っていうカンジだけど、ウチは違うから。コール＆レスポンスとか知ってる？」と言って練習させたり。
そして今回のユニットをやって「バンドっていいなと思った」という発言も。 「ドラムとかこんな大変なんだと気付いた。ウチらはボタン押せば勝手に出てくるから」 「（ライヴ中）“ギター！”とか叫びたくなる」等々。 あとは現在レコーディングしてますとかいう話をしたくらいでしょうか。
The Hello Worksのステージも50分ほどで終了。この時点で時間は18時45分ごろ。

最後のゆらゆら帝国はセットチェンジに多少時間がかかったものの、それでも15分後にスタート。 19時くらいに上下真っ赤な衣装の坂本さんらが登場すると、どよめきにも似た歓声が上がります。 坂本さんは軽く「あ、どーも」とだけ話してライヴスタート。
最初は先日リリースされたばかりの新曲「美しい」。そしてカップリング曲の「なさけない＆はずかしい」と続きます。 そして現時点での最新アルバム『Sweet Spot』から「タコ物語」。 曲が終わったかと思ったら、坂本さんが手を振り出して「♪生き物さっ」と歌い出して笑いが漏れてました（笑）。
それから聴いたことのない曲を2曲ほどやって（新曲でしょうか？？　カッコ良い曲でした）、「すべるバー」で大盛り上がり。 そしてまたニューシングルからちょっとゆったりめの曲「船」を披露して「ロボットでした」へ。 「ロボットでした」は長い間奏のときの坂本さんの動きが怪しかったなぁ（笑）。
そして「これで最後です」と言って演奏した曲が「3×3×3」。ゆら帝の曲の中で1、2を争うくらい好きな曲なのですごく嬉しかったですね。 観客の盛り上がりもすごかったです。最後、坂本さんがアンプの上に登ってジャンプして去って行きました。
こんなカンジで19時50分過ぎに終了。ゆら帝の持ち時間も50分だったようです。 ちょうど日が暮れかけくらいからスタートしたので、ライティングが映えてすごく良いステージでした。

帰りがけに物販を覗くと、ゆら帝Tシャツは売り切れだったものの、InK Tシャツとliquid cherry Tシャツはまだ売っていたので、 記念にliquid cherry Tシャツの黒を購入（2,500円也）。 CD売り場では、ゆら帝のシングル「美しい」を買うとステッカーが付いてくるようでしたが、 既に購入済みだったので何も買わずに会場を後にしました。

こちらが購入したliquid cherry Tシャツ（黒）。InKの名前も入ってます。

感想としては、ちょっと一組あたりの持ち時間が短かったような気もしますが、天気にも恵まれ、非常に楽しいイベントでした。 個人的にはゆらゆら帝国がカッコ良すぎでした。ワンマンライヴとか行ってみたいなぁと思ったり。 3組ともニューアルバムの発売が楽しみです。