毎年秋になると札幌キリンビール園で数日間に渡って開催されるテクノ／ハウスパーティー、“&Beyond”ですが、 今年のテクノの日に2年振りに卓球さんが出演となりました。 共演者も田中フミヤ、Kevin Saunderson、Jeff Millsという、出演者4人中3人がWIRE常連出演者という豪華な組み合わせ。

今回の目当ては卓球さんとKevin Saundersonだったので、トップバッターは田中フミヤと読んで0:30頃に会場入り。 1階のクロークに上着を預けて、エスカレーターへフロアのある2階へ。
翌日が平日だというのにもかかわらず、たくさんの人で混みあってました。 皆さん翌日に支障はないのでしょうか？（笑）

フロアでは予想通り田中フミヤがかなりストイックなプレイを展開中。 ハイハットが入ると軽く歓声が上がるくらいでした。

ほどなくKevin Saundersonへ交代。 うって変わっていかにもデトロイトな派手めの曲をかけると、観客も堰を切ったように盛り上がります。 その後もかなりアゲ気味なプレイ。 30分くらい気持ち良く踊っていましたが、ずーっと同じ調子だったので、さすがに疲れてしまい、後ろの方でテーブルに腰かけて聴いたりしていました。

2:10頃になると卓球さんへ交代。グレーのTシャツに白のヘッドホン。 Kevinの後を受けてハード目のプレイを続行します。 最初の方には、「Freak / LFO」をピッチをかなりあげてかけたりして、自分の中でちょっと盛り上がってきたので、ようやくフロアへ復帰。

　Pontape / Renato Cohen
　Domo Origato / Papenburg
　(Don't) Take More (Jamie Lidell Remix) / Christian Vogel

等々、最近のDJでおなじみの曲をプレイ。 途中、DJセット両端にあった筒から紙吹雪が吹き出すという演出がありましたが、紙片が思ったより前に飛ばずに 機材にも降りかかり、卓球さんとスタッフが必死に息を吹きかけて紙片を取り除こうとする場面も（笑）。

踊ったり休んだりを繰り返しているうちに、3:30くらいでJeff Millsへ。 一気に幻想的なライティングに切り替わり、いきなりDerrick Mayの「Strings Of Life」でスタート。 JeffのDJは最初の2、30分しか聴きませんでしたが、ミニマルっぽくなく、ちょっとハウスよりのテクノみたいな感じで、 WIREのときより聴きやすかったかも知れません。

というわけで4時頃に退場。 その時に広告のたくさん入った小さな紙袋を貰いまして、中には&Beyondのロゴの入ったバッジもありました。

いちおうVJらしき人たちもいたようですが、やる気あるんだかないんだかよくわかりませんでした。 DJ代わったときに名前出して、しばらく真っ黒。 で、思い出したようにDJの手元を映し出して、後はずーっとそのまま、という繰り返し。 あげくKevinのときに“Takkyu Ishino”なんて出してたりしてたし。 もうちょっと頑張って欲しかったところです。