通算３回目のエゾロック。わたしは一昨年の第１回目に電気目当てで参加して以来２度目ですが、その時と違うのは、メインステージであるSun Stageの他にEarth Tentというサブステージが設けられていたこと（去年かららしい）。メンツは第１回目と被ってる人が多数。ほとんどテクノ一辺倒だったワタシにロックを聴く機会を与えてくれたフェスだったので、嬉しいですね。

さて、今回は18日のみ参加ということで、当日車で家を出て友人を２人ばかり拾って会場へ。途中道間違えること一回。かなり会場近くまで行かないと案内看板がなかったですね。一昨年はもう少し多かったと思うのですが。

会場到着から開演まで時間があったので、会場内をブラブラ。やはりグッズ売り場は混雑してましたが、わたしは事前にWEBページで予約済みなので、後で受け取ることに。ちなみにここではオフィシャルグッズの他、アーティストグッズ（卓球さんのはカラオケジャックTシャツ２種）や過去２回分のオフィシャルグッズなんかも売ってました。

オープニングのスカスカクラブ〜ナンバーガールとひとしきり盛り上がってから、会場内をウロウロしたり（この時点で主なオフィシャルグッズは全て売り切れ！）、別の友人と会って談笑したり。と、メインステージに耳を傾けると、レピッシュの「パヤパヤ」が！　懐かしさのあまりスタンディングゾーンへ。あとはそのまま夕日の中のスピッツへなだれ込みました（まさか「ランナウェイ」やるとは…）。

スピッツが終わると、Twilight Break突入。夕食タイムです。陽も落ちて温度が急激に下がり、地元民のワタシもさすがに寒くなって、夕食後駐車場へ上着を取りに戻りました。

ブレイク明け一発目はハイロウズ。登場前に既に盛り上がっていた上に、花火があがってすごいことに。実際ライヴも素晴らしくて、一昨年同様ベストアクトの一つとなりました（ヒロト、また脱いだしね）。その後、UAを見て、イースタン・ユースでしたが、２曲ほど終わった時点でLOOPA NIGHT参加のため、Earth Tentに移動開始。後で聞くとイースタンかなり良かったらしく（フジロックでも入場制限かかってたしね）、ちょっと後悔。

予定時刻の23:00頃にEarth Tentに着くと、やっと準備が始まったところで、ステージには赤地に黄色字のLOOPAロゴ垂れ幕が掲げられていたりと気分が高まります。機材はターンテーブルが3台にCDJ-700Sが2台（当然ミキサー類はわかりません）。電気のマネージャーの道下さんが右へ左へ忙しそうに動いていて、時々「ミッチー！」なんて黄色い声援も飛んでおりました。TASAKAもサウンドチェックかなんかでふらっと顔出してましたっけ。

会場となるEarth TentはフジロックのRed Marqueeを二周りくらい小さくしたようなカンジですが、足元は土です。場所によっては多少凹凸もありました。VJなどもまったくナシ。ステージの照明と客席両脇にエゾロックのロゴをあしらった看板（？）があるくらい。

結局予定を30分おしてのLOOPA NIGHT開演。トップバッターはワタシの本日のお目当てであるKAGAMIでした。キャップを被って黒縁のメガネかけてたので、最初は誰だかわかりませんでしたが(笑)。印象としては淡々と落ち着いてやってたというカンジでしょうか。Comercial BreakupのBizarre Love Triangleとか電気のNothing's〜（どっちもLexy & K-Paulリミックス）なんかを回してました。

2番手は卓球さん。最初にわけわからん女性声もの曲のかけてました。ムーディーな音楽に囁くような日本語女性ヴォイス。ここは天国だの童話がどうだのということを延々と喋ってるというもの。プレイの方は、KAGAMIとは対照的に顔の表情も豊かにホント楽しそうにやってまして、「Chieko's〜」や「スコーピオン（リミックス）」なんかをスピンしてました。

次はTASAKAですが、交代の際に少し卓球さんと二人でミキサーいじったり、スクラッチしたりしてましたね。その後自分の曲「Loopa Trooper」と卓球さんの「Turn Over」のミックスからスタート。スクラッチもバリバリきめてグイグイ盛り上げていきます。ときどき前を横切る外人のセキュリティーさんもノリノリ。

最後のTOBYさんに代わったあたりから無礼講タイム突入。スタッフらしきビキニ姿の女性がステージ上で踊ったり、卓球・TASAKAが盛り上げ役で何度も袖から出て来たりと大盛り上がり。女性ダンサーはジーンズを下ろしたり、果てにはターンテーブルの台にまで上ってて、TOBYさんもさすがに迷惑そうにしていました（結局道下さんに降ろされてましたが）。わたしはこの辺りからド真中最前列というポジションにいたのですが、舞台向かって右袖がよく見えて、卓球さんやTASAKAがスタッフの方たちと一緒にずーっと踊ってましたね。

終了予定時刻である5時ちょっと前にいったん終了したものの、アンコールでキレイめの女性ヴォーカル曲を１曲。これで終わりかと思っていたのですが、客席からはまだアンコールの手拍子が続き、女性ダンサーが出てきて煽りだすと、再びTOBYさん登場。「あと１曲だけだよ」と言ってレコードをTシャツにすりすりしてからかけた曲がNew Orderの「Bizarre Love Triangle」！（もちろん12インチヴァージョン）　「やっぱNew Orderだよなぁ」と一人で思いながらの踊り納めでした。

テントの外に出ると、まだメインステージではトリのシアターブルックが演奏中。会場後ろの店舗のところで座ってぼけーっと聴いてました。

色々不満な点もありましたが、総合的に見るとすごく良いフェスだったのではないでしょうか。来年以降も参加したいイベントの一つです。